

「つながり」だって、インフラです。
道路も、水道も、トイレも。
それがなければ暮らせない、大切な“下支え”
でも、もっと目に見えないものにも、わたしたちは同じくらいの価値を感じています。
人と人が、ふと立ち話をしたり、誰かの音楽が誰かの心をゆるめたり、知らない人同士が、なんとなく同じ場所にいる心地よさ。
そうした“つながり”が、
まちに生きる人の気持ちを、そっと支えている。
だから私たちは、こう思うのです。
「コミュニティーもインフラである」と。
2024年11月に開催した「KAWAYA市Vol.4」は、延べ2,000人もの方にお越しいただき、無事に幕を閉じることができました。
水道屋として、普段は地中に配管を敷き、目に見えないインフラを支えています。
でも、「人が生きていくうえで本当に必要なものって何だろう?」と考えたとき、
水や電気と同じくらい大切だと思ったのが、“人と人とのつながり”でした。
わたしたちがKAWAYA市を続ける理由はそこにあります。
地域のなかで、偶然が生まれたり、安心が育まれたりする場所を、トイレというインフラの延長線上につくれたら。
そんな想いで、これからもまちに関わっていきたいと思っています。

イベント概要
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名称:KAWAYA市Vol.4 & KAWAYA夜(TOKOROZAWA DESIGN WALK連携企画)
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会場:インフラスタンドおよび都市計画道路予定地
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日時:2024年11月16日(土)・17日(日)10:00~19:00
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出店数:20店舗
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来場者数:約2,000人
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来場特典:「健やか排便習慣」冊子(先着配布)
インフラスタンドがまちの拠点になる日
「KAWAYA市Vol.4」は、いつもの公衆トイレ「インフラスタンド」と、その隣の都市計画道路予定地をお借りして開催。
歩行者天国にした前面道路には、クラフト作家さんたちの屋台がずらりと並び、市有地には子どもが喜ぶプレイパークと飲食、駄菓子、音楽……
ふと気づけば、どこからともなく聞こえてくるスティールパンやサックス、ギターの音色がまるでサウンドインスタレーションになって、居心地のいい空間が自然とできあがっていました。
ベビーカーを押すお母さんや、指をさしてはしゃぐ子どもたちの姿に、
この場所が、誰にとっても安心して過ごせる“まちのひとコマ”になっていることを実感しました。
トイレを中心に、こうして人が集まり、自然な時間が流れていく光景は、何度見ても嬉しいものです。

小さなステージを囲んで、子どもたちは思い思いに音を鳴らし、
そのすぐそばでスティールパンの優しい音色が響きます。
誰かが何かを演奏し、誰かが何かを手にして、誰かが見守っている。
ここでは、演者と観客の境目も、大人と子どもの境目も、ほんのりとけていくような空気が流れていました。
それぞれが自分のペースで楽しめる“まちの余白”が、トイレを中心に生まれていること。
それがKAWAYA市の一番の風景かもしれません。

プレイパークでは、靴を脱いで、全身で遊ぶ子どもたちの姿がありました。
のぼって、つかんで、落ちてもまたのぼる。
自然の地面と、身体の感覚をフルに使って、自分のペースで遊ぶ時間。
見守る大人のまなざしの中で、子どもたちは“まちの自由”を全身で味わっていました。
「安全な場所」じゃなく、「信じて見守られる場所」——
そんな空気がこのKAWAYA市にはあったと思います。

KAWAYA夜―トイレがアートになる
日が暮れてからは、前回も好評だったナイトイベント「KAWAYA夜」を開催。
今回のテーマは「トイレ×アート」。
液体インクを使ったリキッドライティングのインスタレーションとスティールパンの生演奏。
公衆トイレで行われているとは思えない、不思議であたたかな空間が広がっていました。
お昼からずっといてくれた子どもたちは、スティールパン奏者と一緒にタンバリンを叩いて最後まで楽しんでくれていて、
「滞在時間の長さと、コミュニケーションの濃度は比例する」ことを、実感しました。

「小さな子から大人まで、みんながそれぞれに楽しんでる。すてきなイベントね」
そんな声をいただけたことが、本当に嬉しかった。
気づけば平均滞在時間は2時間以上。
“トイレを起点にしたまちづくり”が、少しずつ形になってきている気がしました。
当日の様子はコチラの動画でご覧いただけます。
KAWAYA市Vol.4を一緒に作ってくれたみなさん
印象的な瞬間
今年もKAWAYA市Vol.5開催します!

\ 今年もやります!/
KAWAYA市Vol.5|2025年11月22日(土)・23日(日)開催決定!
今年のKAWAYA市は、昨年に続き TOKOROZAWA DESIGN WALK と連携して開催。
インフラスタンドを舞台に、また新しい試みをいろいろと企んでいます。
どんな風景が生まれるか、どんなつながりが生まれるか。
そのヒントや最新情報は、Instagramで随時お知らせしていきますので、ぜひフォローしてチェックしてください。
最後になりましたが、足を運んでくださった皆さま、支えてくれた関係者の皆さま、本当にありがとうございました。
KAWAYA市はこれからも、トイレを起点に“人の営み”を支えるイベントとして、ゆっくり育てていきたいと思います。

インフラスタンドについて
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埼玉県所沢市にある、誰でも使える公衆トイレ
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ベビーカーOK、オムツ交換台、Wi-Fi完備
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平日 8:30~18:00 / 土日祝 9:00~17:00
お気軽にご利用くださいね。
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KAWAYA-DESIGN(石和設備工業)は単なる「空間」を新しい視点と確かな技術で
プロデュースできる水道工事会社です。