クラスインフラスタンド防災教室


🌤 DAY2|より“日常”に近づいた防災のかたち

2日目は、さまざまな防災ワークショップや展示を通じて、“日常にある防災”を親子で体験する【防災教室】を実施しました。

キャンプとはまた違ったアプローチで、防災を“暮らしの知恵”として身につける場に。
小さなこどもたちから大人まで、遊びながら学び、そして笑い合う様子がとても印象的な1日となりました。

イベント概要

イベント名:クラス インフラスタンド

  • 日時:2025年6月7日(土)16:00~|防災キャンプ
  •   :2025年6月8日(日) 10:00〜16:00|防災教室
  • 場所:インフラスタンド(所沢市)
  • 主催:KAWAYAプロジェクト実行委員会
  • 後援:所沢市

災害時にも心と身体の健康を保つための知恵や工夫を、家族だけてなく、地域全体で楽しく体験できるかたちで届けたいと考えています。

遊びながら、暮らしの中で備える── クラスインフラスタンド防災教室レポート

ここからは、今回のイベントを各出店ごとにリポートとしてご紹介します。
地元所沢を中心に、暮らし・食・香り・遊び…それぞれの視点から“防災”を再発見させてくれる多彩なラインナップになっています。

🧳「非常時」でも「わたしらしく」過ごす  @tabibitonokitokorozawa

「南極観測隊の隊員たちは、どんなに荷物を減らしても、必ず一つ“本物の器”を持っていく」

極限状態の中、簡易的なものばかりに囲まれた生活では、心がすり減ってしまう。
だからこそ、“本物の器”で食事をすることで、ほんの少しでも“日常”の感覚を取り戻すのだそうです。

――それは、私たちの避難生活にもきっと通じること。

今回のクラスインフラスタンド防災教室では、陶器のうつわで防災食をいただきました。
陶芸教室から借りた器に盛られたごはんが、非常時のごはんを“豊かに感じられるもの”へと変えてくれました。

「避難生活を我慢しなくていい」
クラスインフラスタンドだからこそ実現できた一場面でした。

🌀香りで守る、防災と日常のあいだ  @alolima.home

「防災×癒し」がテーマの蚊取り線香づくりワークショップでは、自然素材の香料を使って、世界にひとつだけの線香を手作りしました。

アロマの香りを選び、土のような粘土をこねて、自分で好きな形に仕上げる工程は、子どもも大人も夢中に。
石や木、道具もすべてテーブルに並び、まるで「理科の実験」と「美術の時間」が融合したような体験に。

「災害時にこそ、心が落ち着く香りがあるだけで気持ちが違う」
そんな発見を、楽しみながら学べたワークショップでした。

🛏キャンプグッズの実演も大好評でした!  @hadasiland

前日の防災キャンプで私自身も実際に使用したエアマットと寝袋のセット。想像以上に快適で、むしろ自宅の布団よりよく眠れたかもしれませんw

DAY2では「キャンプ用品を防災に活かす」ことをテーマに、寝具やランタンの使い方を実演。所沢市危機管理室の方々も興味を持って体験してくださいました。

避難所で自治体が全員分の寝具を用意するのは現実的ではありませんが、自分の家庭であれば、来客用としても兼ねられる防災グッズを備えることは十分に可能です。

最近はコンパクトに収納できる軽量なキャンプマットもたくさん出ていて、私も今回の防災キャンプを機に「来客用マット」として購入しました。

日常でも使える防災アイテムは、備える負担も少なくて済みます。

🥖 避難生活でも、焼きたてのパンは焼ける。 @pain_du_soleil

強力粉・ドライイースト・塩・砂糖・油 ――たったそれだけの材料で、
生地をこね、焚き火の上で焼き上げたパンは、
外はカリッと、中はふわっと。
想像以上に本格的な焼き上がり。

「こんなに美味しくできるんだ!」・「またやりたい!」
パン作りそのものが楽しかったようで、気づけば何度もリピートする子どもたちの姿も。

そして、あちこちから「どうぞ!」とおすそ分けの声。
焼きたてパンを手に、自然と会話が生まれていく――

🍬 駄菓子で体験!「ローリングストック」の習慣化 @kikka_shouten

防災教室では、子どもたちが楽しみながら備える力を身につけられるよう、〈駄菓子〉を使った「ローリングストック」体験を行いました。

写真にあるのは、数字(1〜12)がデザインされた巾着袋。これは「中に入っているお菓子のうち、いちばん賞味期限が近い月」をひと目で分かるようにする仕掛けです。

日常的に好きなお菓子を備え、賞味期限の近いものから順に食べていく。食べたらその分を補充する。

――そんな「回しながら備える」習慣を、駄菓子という身近でワクワクする存在を通して学んでもらいました。

🧓👧 “遊び”を通じて、孤立を防ぐ防災へ @tamadenn
防災教室の一角にあった、コマやけん玉などの「昔遊び」コーナー。
そこには、子どもたちだけでなく、かつてこれらの遊びに親しんだ大人たちの姿もありました。

実は、こうした“手遊び”を通じた多世代交流には、避難生活での孤立を防ぐヒントが詰まっています。

避難生活で心配されることの一つに「エコノミークラス症候群」があります。
それは、身体を動かさないことや精神的なストレスが原因で起こる深刻な健康リスク。
さらに、慣れない環境での“孤独”は、子どもにも大人にも大きな負担となります。

昔遊びのようなアナログな体験は、誰もが気軽に参加でき、言葉を交わさずともつながれる絶好のツール。

避難所であっても、こうした小さな交流の場があれば、心と身体の健康を守る「日常」が少しだけ戻ってくる。

🚽 簡易トイレ・簡易テント・携帯トイレ @kawaya_design

「もしもの時のトイレ、どうする?」
災害時、見落とされがちなトイレ問題についても、実物を展示しながら実践的に学ぶコーナーを設置。

実際に簡易テントに入って、携帯トイレの使い方を体験した小さなお子さんもいました。
遊びの延長のように「ちょっと使ってみたい」と言える環境こそが、日常で防災を学ぶ大きな意味だと感じました。

パニックになってからでは正しく使えない携帯トイレだからこそ、“使う練習”が大切
そんな気づきを、親子で共有できる貴重な体験となりました。

🚩防災教室を終えて

「備える」という言葉には、物を揃えるだけでなく、心や意識の準備も含まれていると思います。

今回のクラスインフラスタンド防災教室では、遊びや食、体験を通じて“避難生活でも我慢しなくていい”という選択肢を提案することができました。
非常時でも、日常に近い快適さや心の余裕を保てること。それは、決して贅沢ではなく、暮らしを守るための大切な視点だと感じています。

子どもたちが真剣に火をおこしたり、大人がキャンプマットに寝転んで「これなら大丈夫かも」と話している姿は、私たちが目指す“日常の中にある防災”のヒントにあふれていました。

そして、この取り組みは、私たちだけでは実現できませんでした。
ワークショップや出店を通じて、この場を一緒に作ってくださった出店者の皆さま、本当にありがとうございました。

今後も「防災を日常に引き寄せる」取り組みを、地域とともに、続けていきたいと思います。

🔔 次回のお知らせ|2025年10月4日(土)・5日(日)開催予定!

秋の「クラスインフラスタンド」は、さらに体験と対話が広がる2日間!
🎪 クラスインフラスタンド ― 遊んで学べる!親子のための体験&防災イベント
🗓 2025年10月4日(土)・5日(日)開催予定
📍 所沢・インフラスタンド
👀 詳細・最新情報はこちら Peatix イベントページ

親子で楽しめる防災ワークショップ、プレイパーク、地域のフード出店、
そして、災害時に役立つ簡易トイレや避難グッズの体験展示も。
子どもも大人も、遊びながら備えるヒントがきっと見つかります。

さらにゲストを迎えてトークライブを開催します!

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🗣 公共空間から考える地域防災とコミュニティ形成
── トークライブシリーズ #0 キックオフ
🗓 2025年10月4日(土)13:00~ 開催予定
📍 インフラスタンド
👀 詳細・お申込みはこちら Peatix トークライブ申込ページ

本イベントは、全4回で展開する「公共空間から考える地域防災とコミュニティ形成」の第0回=キックオフです。

公共空間を切り口に「地域防災」と「コミュニティ形成」をテーマに掲げ、地域の専門家と実践者が集まり、多角的な議論を交わします。

また秋に、インフラスタンドでお会いできるのを楽しみにしています!
最新情報はInstagram @infrastand でも随時更新中です📲

インフラスタンドについて

  • 埼玉県所沢市にある、誰でも使える公衆トイレ

  • ベビーカーOK、オムツ交換台、Wi-Fi完備

  • 平日 8:30~18:00 / 土日祝 9:00~17:00

お気軽にご利用くださいね。

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トイレにまつわることならお気軽にご相談ください

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KAWAYA-DESIGN(石和設備工業)は単なる「空間」を新しい視点と確かな技術で
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