学校体育館を洋式トイレに改修したタイミングで
災害時のトイレの使い方をアナウンスする仕掛け
毎日使うトイレで普段から災害に備える心構えを身に付けてほしい
大きな災害が起こると避難所になる学校の体育館
校舎のトイレ洋式化と並行して、たとえわずかな数でも体育館のトイレを洋式化することで避難所の衛生環境が変わります
災害時のトイレ問題を知り何かできる事はないか?
と考えていたタイミングで体育館のトイレ洋式化工事をお任せいただきました
今回ご依頼いただいたのは男子・女子共に1台ずつ
「私たちだからできる事」
を考えて取り組む中で今回のトイレ工事では弊社が所属している団体
日本トイレ研究所様に
「災害時 トイレの ワン・ツー・スリー」ポスターデータ利用のご協力をいただき
トイレ内でのサプライズな防災アナウンスが実現しました。
①男子トイレ
水道工事店(有)石和設備工業としては専門の配管改修工事
地下ピットに潜り上下水道の配管移設工事を行いました
今回の洋式化工事ではフラッシュバルブ式のトイレを設置
タンクに水を溜める時間が必要ない事で連続使用できる事がメリットです
施工前
配管・タイル工事
トイレ設置
サプライズトイレデザイン
完成
②女子トイレ
KAWAYA-DESIGNならではのトイレ装飾
何気なくトイレの蓋を開けたらかわいいデザインで防災アナウンス
ちょっとしたサプライズは記憶に残ります
いざという時に「災害時 トイレの ワン・ツー・スリー」思い出してね
このデザインシート右隅にはQRコードとコメントが貼ってあります
「トイレの困りごと教えてね」
学校のトイレ5K問題(汚い・暗い・臭い・怖い・壊れてる)だけではない
今後取り組んでいく学校のトイレ問題
主語になる「生徒」の声を形にする努力をしていきたいので是非声を聞かせてほしいと思います
施工前
配管・タイル工事
トイレ設置
サプライズトイレデザイン
完成
「トイレの困りごと教えてね」
2021年2月10日 日本トイレ研究所の勉強会
「防災トイレフォーラム2020」~水害時のトイレ対応を考える~
に参加したときの話です
西日本豪雨で避難所になった 岡田小学校 の教頭として勤務していた先生のお話を聞く機会がありました。
実際に被災された当時の困りごとや想定していなかった問題など貴重なお話をたくさん聞かせていただきました。
その中でトイレ衛生問題の転換期になった話をご紹介します。
教頭先生の話では避難所が開設された7/6~7/12までの6日間のトイレ掃除は教職員が行っていたそうです。
発災直後の7/6の深夜
大量の避難者が訪れ体育館の受け入れも限界になり全教室の開放をする
(その時、避難者1,500名)
その後ピーク時の7/7夜には2,000人もの避難者を受け入れた。
断水が続く避難所生活・・・
〇自分でバケツを使って便を上手く流せない
〇和式便器で用を足すのが難しい
〇階段の上り降りが難しい
という問題が解決できていない状況の中
給水車の水の一部を屋上の水道タンクに入れて使い学校内のバルブ調整で
全居住区から近い1階にある洋式便器1台だけを水洗トイレとして利用できるようにしたところ
徐々にトイレの衛生環境が改善された
・
教職員によるトイレ掃除
残った便を流す作業には大変なご苦労があったと思われます
(その後、看護師さんの助言のもとボランティア中心で結成された「トイレピカピカ隊」が一日2回のトイレ掃除を行うようになった)
多様な人たちが集まり集団生活をする避難所に1台水洗の洋式トイレがあるか無いかでトイレの衛生環境が変わったという実際に避難生活を体験された方の話はとても貴重でした。
1台でも良いのです
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私たちは所沢でトイレデザイン・トイレリフォームを主軸に
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Plumber-Brothers.Ishiwa(石和設備工業)は単なる「空間」を新しい視点と確かな技術で
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