フランス女性の生活に欠かせない設備「ビデ」をご存知ですか?


海外生活が長いお客様にとって、ビデは必須の設備。

トイレのように見えて、用途は全く異なります。


日本の住宅ではなかなかお目にかかれない「ビデ」。

トイレリフォームのご相談をいただき、向かったお宅には希少なビデが……!

まだウォシュレットが普及していなかった30年以上前。

その頃に設置されたビデはまだまだ現役でした。

ところで、そもそもビデとはどういった設備なのでしょうか。

海外のトイレ・衛生事情とともに迫ってみたいと思います。

①トイレが2台並んでいる?

日本人にとってはあまり馴染みのないビデ。

海外旅行の宿泊先で「何でトイレが2台並んでいるの?」と疑問に感じた方もいるのでは?

ビデは知っていても、使い方も知っている、使ったことがある、という方は少ないのではないでしょうか。

フランス生まれのビデは、デリケートな局部を洗うための専用設備です。排泄だけでなく、生理時の気になる汚れや臭いを洗浄する設備として、18世紀初頭に誕生しました。

また、日本と違って湿度の低いヨーロッパでは入浴は毎日の習慣ではありません。デリケートゾーンだけでも清潔に……そんな発想から生まれた設備のようです。

海外での暮らしが長いお客様にとって、ビデは欠かせない存在。

ウォシュレットが普及し始めた30年前はまだ価格も高く、ビデを設けるか、ウォシュレットを設置するか悩んだそうです。

悩んだ末にお客様は2Fトイレにビデを設置。暖房便座のトイレと洗面も備えました。海外での生活習慣を変えることなく、快適な環境となっています。

②ビデの使い方

さて、ビデはどちらを向いて座るのが正解でしょうか?

……正解はトイレとは逆方向、壁に向かって座ります。

壁に向かって温度調整を行い、水栓ハンドルを開け閉めして使用。手前の銀色のノズルから、噴水のように温度調整された水が出てくる仕組みです。

洗い方は手で専用のソープを泡立て優しく洗います。泡を水で流し、タオルでふき取って完了です。

ビデを設置するためには広いトイレ空間が必要になります。日本の住宅事情からすると、トイレに広い面積を確保するのは簡単ではありません。

また、日本人はほとんど毎日入浴するのでビデの必要性が低く、日本ではあまり普及しなかったと考えられます。

お客様のライフスタイルと趣味を考慮してご提案

今回のお客様からはビデのある2Fトイレではなく、1Fのトイレのご相談をいただきました。

お客様のご要望は
①大型の便座にしたい
②メーカーはTOTO製が希望
③タンクレストイレにしたい
④予算次第で隣接する洗面脱衣所の内装も取り替えたい
とのことでした。

既存の内装は、陶器・タイル・メディスンキャビネット……。レトロな設備を活かしたデザイン、便利で使いやすいトイレリフォームにしたいと考えています。

海外暮らしが長く、ライフスタイルにこだわりのあるお客様。
満足いただけるリフォームになるよう、ご要望とご予算を丁寧にヒアリングしました。今回はどんなトイレ空間が誕生するのでしょうか。

ご期待ください!

完成したサニタリー施工例はコチラからご覧いただけます。

トイレのような狭い空間だからこそ

個性的に、時に大胆にデザインを楽しむことができます

KAWAYA-DESIGNでは

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