日本語が話せても、外国人の飲食店開業手続きには言葉の壁が立ちはだかる。改装工事だけでなく、開業もサポート
リフォーム業の域を超えた親身な開業サポート
店舗オープンというゴールを迎えても、続けていきたいお付き合い
埼玉県所沢市でデザインリフォーム事業を営む「KAWAYA-DESIGN」です。
弊社はトイレリフォームだけでなく、住宅・店舗の大規模リノベーションも手掛けています。
今回いただいたご依頼は、スリランカ料理店オープンのための店舗全面改装です。
外国人オーナーならではの困ったことや苦労した話、お店をオープンするにあたってKAWAYA-DESIGNがおこなったサポートについてご紹介します。
①外国人が日本で開業するには苦労が多い
僕とオーナーの出会いをつないでくれたのは「商工会議所」でした。
商工会議所とは、地域の中小企業、個人事業や独立開業をする人のために、経営相談をサポートしている団体です。
商工会議所からオーナーをご紹介いただいたのが最初のご縁でした。
ところが飲食店をオープンするのに、案内されたのは元お花屋さんという物件。
当然ながらお花屋さんには、飲食店に必須の厨房がありません。
飲食店として営業できるように、厨房からガス配管、排気ダクトなどを新設する必要があります。
しかし、それでは改装費用がどうしても高額になってしまう……。
飲食店の物件を探した方が工事費用を抑えられるとアドバイスし、この話は一度流れたのです。
②日本語ができる外国人でも大変。開業手続きをサポート
それから数か月後、オーナーは新たな物件を見つけ、僕に連絡をくれました。
今度は飲食店の物件で、改装費用も以前の物件より抑えられます。
「いい物件ですね」とアドバイスしました。
しかし、物件が決まっても安心はできません。
日本人にとっても難しくややこしい開業手続きが待っているからです。
オーナーは在日年数も長く、日本語も喋れます。
それでもやっぱり、保健所の書類を理解するのは簡単ではなく、言葉の壁が立ちはだかるのです。
心配だった僕は、手続きに不備がないかを確認し、オーナーにアドバイスをしました。
③ずっと続けていきたいお付き合い
最初の出会いから物件を決定するまで。
さらにお店の改装からオープンまで、さまざまな思い出があります。
期間にすると半年以上。
店舗内装、建具、外壁から駐車場まで。
何もかもおまかせいただいた大きな仕事。
オーナーにも、お店にも、自然と愛着が生まれます。
大きな工務店なら工事が終われば関係も終わる。それが普通です。
でも僕はそんな関係はさみしいと思う。
何か困ったことがあったら、頼ってほしい。
お店のメンテナンスから、些細なことまで相談してもらえる関係がずっと続いてほしい。
そう、心から願っています。
完成間近のスリランカ料理店で、オーナーにチャイを出していただきました。
「このお店で初めて作ったチャイを、小澤さんに出せて嬉しいです」
オーナーの言葉とチャイが心に染みた。
お客様の想いが、次の仕事への活力になっていると実感します。
僕からは、スリランカの国旗カラーを使ったオリジナルスワッグをサプライズでプレゼント。
お客様を幸せにして喜んでもらうこと。
これからもこの本質を見失わずに進んでいきたい。
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