ごみ箱を床置きしていいことはひとつもない
小さなパウダースペースにあらゆる工夫を詰め込んで
造作洗面台だからできること
埼玉県所沢市でデザインリフォーム事業を営む「KAWAYA-DESIGN」です。
所沢の老舗和食店様からご依頼いただいたリフォーム。
お客様が使用する1Fのトイレを湿式清掃しやすい空間にリフォームしました。
そのトイレを出たところにある洗面台。
ボウルのみの壁付け型で収納がありません。
手で回すタイプの蛇口。
床に置かれたごみ箱。
衛生面、掃除のしやすさ、どちらをとっても今ひとつの状況……。
問題点を解決するべく、パウダースペースのデザインリフォームに挑みました!
①既設と新設を調和させる美しいタイル
リフォームでは既存の物を残すこともめずらしくありません。
ご予算の都合、まだ使える物を活用したいなど、ご希望を勘案し提案しています。
今回は既設の吊戸棚収納、壁付け型の和風照明を残すことになりました。
老舗和食店の雰囲気を壊したくない。
既設アイテムと新設洗面台、デザインのバランス調整が求められます。
そこで目を付けたのが、既設と新設の中間に位置する腰壁。
腰壁の見切り縁から洗面カウンターまでの間に、釉薬の美しさが際立つタイルを張り、高級感を演出するアクセントとしました。
タイルの良さは言うまでもなく、その質感や重量感。
お手入れのしやすさを考えれば、メラミン性のパネルに軍配が上がります。
しかし、一枚一枚表情が異なるタイルの豊かな表現力には決して勝てないのです。
②ごみ箱は置かない
KAWAYA-DESIGNのこだわりとして「ごみ箱を床置きしない」というものがあります。
「ごみ」はやはり見せたくない物であり、ごみ箱が見えていると僕としてはテンションもダダ下がり……。
ごみ箱が床に置いてあると、その場所だけ掃除しなかったり、ひっくり返したり、あまり良いことがありません。
KAWAYA-DESIGNでは見せたくない物は隠す、埋め込む。
あらゆる手法を使って、目立たせないように配慮します。
今回は洗面カウンターの脇にごみ箱をイン。
造作洗面台だからこそ、できる技です。
無い物はつくればいい。
それがKAWAYA-DESIGNのモットーです。
③顧客も楽しめるリフォームを
造作洗面台の仕上げはごみ箱の取手選び。
取手はお客様に選んでいただきました。
着工から工事完了までおまかせで喜んでいただくのも嬉しいけれど、お客様自身がリフォームに関わることで愛着や楽しさを感じられる……。
僕はそんなリフォームも素敵だと思うのです。
同じ間口の洗面台でも、造作することで「こんなのが欲しかった!」を叶えられます。
お客様の声に耳を澄まし、自分の経験と掛け合わせて、最適なプランをご提案し続けたい。
これからも僕の挑戦は続きます!
こちらのリフォームの全貌は施工例をご覧ください。※今後アップいたします
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