リフォーム費用には節約できることと、できないことがあります
トイレ空間が大きく変わる、和式トイレの洋式化リフォーム
どうすれば費用を抑えられる?
埼玉県所沢市でデザインリフォーム事業を営む「KAWAYA-DESIGN」です。
最近ご依頼が続いているのが、和式トイレを洋式トイレに変えるリフォーム。
今回も和式トイレであるがゆえに、常連のお客様の足が遠のいている……とお悩みのスナックのママさんからご依頼を受け、和式トイレの洋式化リフォームを行いました。
①できるだけ費用を抑えたい。それでも外せないポイントはしっかりと提案
こちらの和式トイレ。
トイレ本体以外に気になることが2つありました。
ひとつめは露出している水道管です。
こちらの現場では、水道管を一度交換しており、水道管が表に露出している状態でした。
中央に手すりのように見えているものが、実は水道管なのです。
必要なものとは言え、露出配管は美しくありません。
そして、次に気になったのが換気扇。
大きな動作音、掃除しづらい設置高さ、丸見えの電源コードが気になります。
リフォームと合わせて、この2つのポイントも改善することを提案しました。
そして、アフターがこちらです。
露出していた給水管は、見えないように壁の中に隠ぺい。
換気扇は交換し、カバーを装着。
コンセントにはメクラカバーを付け、電源はトイレのコンセントから分岐して取ることにしました。
分岐配線はモール処理で表に見えてしまうこともありますが、こちらも壁の中に隠しています。
このように、リフォームは「露出」している邪魔な配管や配線を、壁の中に「隠ぺい」するチャンスとも言えるのです。
②基礎からつくり直すこともある
住宅ではあまりないことですが、テナントの場合は基礎からつくり直すこともめずらしくありません。
既存の目地にとらわれないように、トイレのがたつきが起きないように、レーザーで墨出しをして、水平をしっかり確認します。
安定した基礎(土台)づくりは、トイレはもちろんのことすべての住空間において重要です。
③和式トイレのリフォーム費用はどこで節約すればいい?
では、少しでも費用を抑えたい場合、どうしたらいいのでしょうか?
費用節約のポイントは「内装」にあります。
和式トイレは多くの場合、床の段差を壊すことから始まるので、床については張り直し。
それに伴い、壁も一部は壊すことになるので、30~40cmは腰壁を造作します。
(こちらの現場では水道管を隠ぺいする都合上、腰壁高さは1m20cmになりました)
和式トイレを完全に洋式化したいのであれば、壁を全面クロスに貼り変えることをおすすめしますが、費用を抑えたい場合はできるだけタイルを残すことがポイントになります。
リフォーム費用を抑えたい、というご相談は多くあります。
しかし、多少費用がかかっても、やっておいた方が後悔しないポイントがあるのも事実。
プロの目で「必要」と感じれば、ご提案・アドバイスさせていただいています。
「限られたご予算の中で最善を尽くす」がKAWAYA-DESIGNモットー。
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