その2 災害時のトイレ問題に備える


日本トイレ研究所が主催する

「災害時トイレ衛生管理講習会」を受けてきました


震災から10年

あの時の事を忘れないことはとても大事なことだと思います

地震による津波・家族との別れ・原発事故・避難所生活

当時報道を見て悲しい出来事を目の当たりにしました

震災時メディアではあまり取り上げられていなかった災害時のトイレ問題ですが

被災した方への調査では発災後3時間以内でトイレに行きたくなった人が3割

6時間以内を含めると7割の人がトイレを必要としたとの回答があります

トイレに行きたいのに使えるトイレが無く我慢せざるを得ない状態

トイレはあるけれど衛生状態が悪く行きたくない

トイレに段差があり利用には人の助けが必要だが狭くて、申し訳なくて我慢した

トイレの不備がもたらす疾患として

衛生状態が悪いことや排せつを我慢しての胃腸炎や膀胱炎

水分を取る事を控えての脱水症状やエコノミークラス症候群

段差で転倒し骨折等が実際に起きてしまっています

昨今では集団生活をする避難所でのコロナ対策も重要な課題になっています

災害が起きたその時、トイレで一番最初に何をする?

コロナ禍で避難所に行くことをためらう人もいると思います

在宅避難も想定して自分たちに出来る簡単な備えをしましょう

トイレに関しての備品はコチラの過去ブログをご覧ください

災害発生後トイレに行きたくなった時

「トイレ用備品があるから大丈夫」とは単純に考えないでください。

トイレを利用する前に行うチェック項目があります。

  • トイレ内の天井・壁に剥がれや浮きがないか
  • 窓やパーテーションに変形やガタつきがないか
  • 便器にひび割れや水漏れがないか

安全が確認できた場合のみ携帯トイレを使い自宅でトイレを利用しましょう

携帯トイレの使い方

断水や排水不可になった洋式トイレに設置して使用する便袋

いざ災害時のパニック状態で適切に携帯トイレを使う事ができるのか?

備蓄している携帯トイレを一回試しに使う事を是非やってみてください

携帯トイレの種類は シートタイプ のものと 凝固剤タイプ のものがあります

因みに弊社が備蓄している携帯トイレを使ってみましたのでご紹介します

①弊社備蓄の携帯トイレは「トイレの神様」100回分で4,980円

アマゾンで購入できます

②中身を空けると

10枚に小分けされた排便袋10セット+50個入りの凝固剤2セット

「使い方説明書」が入っています。

③白いトイレが社内に無かったので弊社展示品「便からの便り」で試します

通常の状態(これから排便袋を汚さない為の下準備養生をします)

④便座を持ち上げてトイレ本体にビニール袋を被せます

テープなどで被せたビニール袋を止めておいたほうが良いと感じました

(今回使用した携帯トイレには被せる専用の袋が付属していなかったので排便袋を1つ使い被せました)

⑤便座を下ろします

(先ほど被せたビニールは水洗トイレが通常通り使えるようになるまで外しません)

⑥便座に排便袋を被せて便座を下ろします

(今被せた排便袋が使用毎に取替る携帯トイレとなります)

⑦凝固剤又は吸水シートを排便袋に投入します

(携帯トイレの種類によって内容が変わりますので説明書を確認してください)

⑧用を足します

(今回は500㎖の水を使いました)

⑨約30秒後、確認の為に触ってみました

固まりましたが水分が多く例えるなら お粥 のような状態でした

⑩排便袋を取り出して口を縛ります

この時大事なのは空気をできるだけ取り除く事です

空気を抜く理由は体積を減らす事

仮設トイレが整備されるまで増え続けるトイレのゴミ

保管場所は限られていますので出来るだけ容量を減らします

⑪一般ごみと分けて決められた蓋付きゴミ箱へ入れます

理由は後述しますが

携帯トイレと一般ごみは必ず分けて保管します

携帯トイレを実際に使って思った事は「一回使えば慣れるけど戸惑うところはある」でした

トイレを我慢している状態で不慣れな携帯トイレを特に子供や高齢の方に

準備する事は難しいだろうと感じました

子供は親に手伝ってもらえば大丈夫だと思いますがご高齢の夫婦などは

誰かの手助けが無いとパニック時に携帯トイレを初めて準備することは難しいように思います

通常時はともかく災害時にトイレが一度汚れてしまったらきれいに掃除することは困難になります

是非一度、ご自身で携帯トイレを使ってみてください。

因みに弊社の災害トイレ(携帯トイレ)と必要備品は以下の通り

携帯トイレ100回分(4,980円)

トイレットペーパー1.5倍巻37.5m×8ロール×2セット=600m(764円)

トイレ除菌シート10枚×4箱=40枚(654円)

ウェットティッシュ60枚×8箱×2セット=960枚(2,084円)

アルコール消毒液420㎖×4本=1680㎖(2,188円)

45Lゴミ袋100枚(564円)

トイレ100回分の備蓄にかかった費用は11,234円

一番値段の高い携帯トイレ(4,980円)の使用期限が15年でその他のものは日常ストック品として回して使っていけるので・・・

4980(円)÷15(年)÷365(日)=0.9095…

1日当たり1円未満で災害に備える事ができました。(100回分想定)

コロナの第一波ではマスクと手指消毒用のアルコールが不足したことは記憶に新しい出来事でした

災害が発生してから備品をそろえるのはお金を積んでも不可能です。

トイレのゴミの取り扱い方法

携帯トイレを使用すれば当然ゴミ(使用済み便袋)が出ます

1人1日5回で4人家族だと20回

推奨される7日の備蓄品をすべて使った場合で140回分のゴミが出ます

東日本大震災の時に仮設トイレの整備が発災3日後までに完了した地域は全体の34%

一週間後の整備が17%

遅いところでは1ヶ月以上かかったところも(最長で65日後に整備されたところもあるようです)

その間に出るトイレのゴミをきちんと管理しないと衛生上の問題が出てきます

ノロウィルスやインフルエンザなどの伝染病です

便の80%は水分でその中には細菌やウィルスがたくさん含まれています

ゴミ袋が破れて土と混ざり乾燥して風に舞って呼吸で体内にウィルスが侵入する

まさにエアロゾルが起こります

使用済み排便袋とトイレットペーパーは蓋つきのゴミ箱や囲いのある

屋内等(物置等)で管理しゴミ袋が破れて汚物が飛散しないようにします

そして忘れないで欲しいひと手間があります

それは 必ずトイレのゴミと一般ごみは分けて保管しラベリングしておく ということです

【国が定める災害廃棄物対策指針】

携帯トイレの処理については可燃ごみとなるが他のゴミと分別し衛生対策を行う事

携帯トイレのゴミは可燃ごみ扱いとなっています

東日本大震災の時には一般的なゴミ収集車(パッカー車)で収集を行った事で排便袋が破裂して

し尿が飛散した例がありました

そのため現在では一般的なゴミ収集車ではなく平ボディーのトラックで収集するようになりつつあります

必ずトイレのゴミと一般ごみは分けて保管しラベリングしておきましょう。

トイレはどのくらい不足するのか?

南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画によると

4日~7日に必要となるトイレ回数は 約9700万回 です。

民間業者からの調達および自治体の公的な備蓄として南海トラフ地域以外の地方公共団体から調達できるのは 約2700万回 ※足りてません!

仮に2700万回分の携帯トイレが集まっても大きな災害時に届けられないと言われています。(道路の寸断等)

実際に東日本大震災では新聞紙の上で用を足し、新聞紙を丸めて保管していた地域もありました。

繰り返しになりますが発災してから備品をそろえるのは不可能です。

平時である今、わずかな備えをする事が自分や家族を守る行動になります。

今回講習を通して過去の災害を振り返る機会をいただき知らなかった事を学び

トイレの専門家としてやるべきことが1つ増えたように思います。

まずはみなさんに災害トイレの必要性を知り備えてほしいと思います

災害トイレの問題だけでなく様々な取り組みを行っています

日本トイレ研究所

さらに詳しく災害時のトイレ問題を知りたい方は

トイレ研究所HP内災害用トイレガイド

是非一度見てみてください。


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