KAWAYA市第二弾の開催は春。ロケーションと連携相手を変えての挑戦とは。


全4回に亘る大型対談特集も今回で最終回となります。
大成功を収めた2022年11月のKAWAYA市第一弾。
ご近所さんのみならず、航空公園から所沢のエリアを回遊する所沢周辺の人たちが多く来場されました。
改めて所沢という”都会と田舎の間”のような住宅地のよさを開催者含め感じ、次の開催へ企画心を膨らますKAWAYA-DESIGNの面々。
第二弾は2023年4月の春に決定となり、次にKAWAYA-DESGINが得られたものとは…


第二弾のコラボ相手はなんとKADOKAWA!

—-一回目のKAWAYA市で地元の人のみならず公共の人や大きな企業からもインフラスタンドが認知され始めましたね。
第二弾が開催されたとき、KADOKAWAとのコラボもわりとすんなりと進んだとのことですが、小澤さんから呼びかけたんですか?

小澤その日航空公園でやっている文化フェア(2023年をもってイベント終了)や、YOT-TOKO※1とKADOKAWAサクラタウンの桜まつりに関しては、市議会議員の大石健一さんがヨットコとのパイプ役になってくれましたね。

※1
YOT-TOKO:東所沢のKADOKAWAに隣接する所沢の観光情報発信物産館。

インフラスタンドという目に見えるものができたことで所沢を愛する人たちのつながりがつながりを呼び、「できることリレー」が生まれていった

高橋さん大石さんがYOT-TOKOの田川さんに連絡をしてくれたんです。桜まつりの日の同日開催に興味持ってるKAWAYA-DESIGNっていう会社があるよ、って。
連絡を受けた田川さんもものすごいスピードで連携を検討してくださいました。
文化フェアの方ともすぐに連絡を取って話をつけてくれたんです。
お二方とも所沢愛がないとあんなふうな動きはしてくれないと思っています。

—-そもそもこの時期にイベントを開催した理由は?

小澤僕の妻が、インフラスタンドにシェアサイクルの導入を検討している時期に、「KADOKAWAに続く東川沿いの桜並木がキレイな時期に航空公園の桜をみて、インフラスタンドのシェアサイクルを使って東川沿いを走ったりするルートっていいよね」という話をしていたんです。このスペースにはシェアサイクルがありますからね。

—-(そこで奥様のサキさん登場)

サキさんサキさん

高橋さんそうなんですよ(笑)。
「サクラのキレイな季節だから、東川をつないで楽しむみたいなことできたらおもしろいですよねー」って世間話していたら、大石さんが「じゃあやったらいいですよー」といって、田川さんにつないでくれたんです。

—-ふとしたつながりでどんどん実現されていくのがすごすぎます!!

KAWAYA市の良さは、ほどよく緩い空間にのんびりまったりできること。ただしそこに清潔なトイレがあることがとても重要。

—-前回のインタビューでは二回開催してみて、KAWAYA市の良さが大体つかめてきた、とおっしゃっていましたが具体的にはどんなところですか?

小澤とにかくゆっくり時間が流れる心地よい場所のイベント。
原っぱがあるので、子供をハイハイさせて好き勝手に遊ばせたり、子連れのお母さんが子供の面倒を見ることを気にせずにゆっくりできる
とか。
ちょっと長居してもいいかなと思ってもらえるような感じがKAWAYA市らしいスタンスかなと思います。
大きな会場でたくさんの人が一日中出たり入ったりするようなイベントだと、お店で物色するのも買うのも慌ただしくて何か食べものとかある程度買ったら「もう帰ってゆっくりしよっか」となりそう。
KAWAYA市は、そういう規模感じゃないからのんびりできるし、してもらいたいです。
ごはんたべて、お酒飲んで、ちょっとあっちも見てみよっかみたいな。

—-私も実際先日のKAWAYA市に少しお邪魔して思いました。あちこちの段差を利用して、座ってくつろいでる人多いなってイメージ。
スペースに余白があるから、寛いでいる人が多いんですかね。

高橋さん遊びにきた方の滞在時間が長いなっていうのは、私も当日感じましたね。KAWAYA市はとても
私自身も居心地が良いなと思いました。
自分が設計した場所で開催されているから、そう思うのもありますが(笑)。

スペースの使い方に愛と余白があるのが醍醐味。設計者の高橋さんが語るKAWAYA市の楽しみ方とは。

高橋さんインフラスタンドの裏の空き地を使っているというのも大きいと思いました。
建物でいい感じに囲まれている感じがあって、ちゃんとベンチとかテントとかも用意されてるから、休憩しやすい感じでした。
ほかのマルシェだと、目的を達成したらさあ帰ろうみたいな気持ちになると思うんですよね。

—-高橋さんはここを設計した目線もあると思います。KAWAYA市に来る人がどういう風に楽しんでいるとか、何か印象に残っていることはありますか?

高橋さんもともとこのスペースでイベントができるようにしたいとか、キッチンカーを呼びたいと思って設計をしました。
だからベンチやハイカウンター、洗面スペースを設けて、利用者が滞在しやすいように設計
しました。
KAWAYA市では、遊びにきた方が思い思いに滞在している光景を見られたので、うれしかったです。
まさか最初からあんなにちゃんとしたイベントを開催してくれるとは思っていなくて、想像をはるかに超えた光景でしたね(笑)。
大屋根が街に浮かんで、街のシンボルになるように設計しましたが、その屋根の下に人々が集まることも街のシンボルになりえると感じました。
私が想像していた以上にいい空間として使ってもらえて、すごくうれしかったです。

—-私は、あの場はやはりトイレじゃないですか。ホントにトイレ。そこに飲食店があって、何ならトイレの隣のベンチで普通に食べてる人がいる。それがとても不思議な光景でした。
イベントとしても、道路からパッと目に入る金のトイレが印象深くて、それはスーパーボールすくいなので、お子さんはすごい食いつくじゃないですか。
そうすると脳内で全面的に「トイレのイベント」っていうイメージが強くなると思うんですけど。なのにこの場でわいわいと多くの人がものを食べてる。ホントに不思議です。
不潔感が全然なかったです。
それがデザインのおかげなのか、掃除をマメにしているからなのか。
なんだと思いますか?

高橋さん両方ですよね、きっと。管理・清掃がしっかりされていることは大前提ですよね。
あと、天井の高さもいいのかな
と思います。
天井が低いと屋内っぽさが出すぎちゃうし、完全に屋外だと逆に拠り所がなくて滞在しづらい。
外なんだけど、囲われている感じもあるのがいい
んだと思います。
公園っぽさと屋内っぽさとの間を狙っています。

—-あと色もあるのかなと思いました。白っぽい感じで清潔感があるからなのかなと思って。トイレっぽくないというか。でもトイレを覗きに行ってる人はとても多かったから、トイレって認識はされているんだなって思いました。
なのに飲食をそばでしても抵抗感がない。どうしてなのか…

トイレでマルシェ、という斬新な企画が、訪れる人に抵抗感なく受け入れられた理由とは。

サキさん実は一回目のKAWAYA市の時に、トイレの横のスペースに椅子を置くのも悩みました。
お店も設置しませんでした。いやかなーと思って。
でも、トイレの横のベンチでは食事しているんですよね。みなさん。

—-すごいですよね。ちなみにイベントの日のトイレ清掃の回数はどのくらいだったんですか?

小澤都度都度ですね。気づいたらすぐにやります。マメに見回ったりして。

高橋さんお客さんたちのイベント滞在時間が長いというのも、きれいなトイレがあるというのはとても大きな理由だと思います。
大規模なイベントだと、仮設トイレとか、コンビニのトイレを利用することになると思いますが、なるべくなら使いたくないと思う人は多いと思います。
となるとやっぱり、ある程度お目当てのお店を回ったら帰ろうってなりますよね。
でもきれいなトイレがそばにあれば、安心して滞在できる。
そういう意味で、きれいな公共トイレでマルシェをするのは、いい相性
だと思います。
合理的ですよね。
「トイレでマルシェ」っていうと面白いですけど(笑)。
私の周りも、SNSでトイレの周りでみんなが食べたり飲んだりしている写真を見てびっくりしていますもん。
独自色ありますよね。

出店者との繋がりが濃いのはサキさんという縁の下の力持ちがいるおかげ?それとも。

—-ところで今回のマルシェ、私も知らないお店があって楽しかったです!こんなおいしいバーガー屋さんあったんだ!とか。出店者さんのチョイスってどういう風にされてるんですか?

小澤もうね、これは妻のサキに任せてるんですよ。
ホント感謝しかないですね。
彼女がいいって思ってるお店に声をかけてます。
あとは、一回目から出店してくれてるお店は大事にしたいですが、それだけだと来場者がこのイベントに飽きてしまいますよね。
だからいつもアンテナは張っていて、少しずつ変化を持たせるようにはしています。

小澤個人的にはKAWAYA市を開いたときに関わった出店者さんとのつながりがだんだん濃くなってるのもうれしいです。
今回KAWAYA市のロゴで手拭いを作成して販売したんですが、それをマスクにしてプレゼントしてくれたり、デニム生地の大きなフラッグを作ってくれた方がいたりして。
すごくうれしいです。

—-出店者さんとの事前のやりとりは小澤さんがやるんですか?

小澤ほとんどを妻がやってくれてますね。何なら当日のやりくりも。僕は「KAWAYA市やるぞ!」って言ってるだけかもしれません(笑)。

高橋さんサキさんは入曽のマルシェに出店されたりしてるんで、ノウハウを持ってますよね。
サキさんの手腕は大きいです。

サキさんいやいやー!全然そんなことないですよ(笑)。

—-次回の企画は奥様にインタビューしてみたいです(笑)。KAWAYA市の立役者みたいな感じに見えます!

サキさん快く参加してくれる出店者さんたちのご協力があってこそのこのKAWAYA市開催だと思ってます。

—-なんだか、今日お聞きしている印象なんですが、本当に出店者の方も、イベント同士をつないでくれる方も含め、たくさんの人のご協力がありますね!

サキさんそうなんですよね。ムーブメントってあるんだな、ってすごく感じた一年でした。

今後のKAWAYA市についてと、次なるムーブメントの予感。

—-KAWAYA市の開催時期は決まってるんですか?一回目と二回目の開催スパンは割と短かったように感じますが。

小澤一応僕らの中では、秋と春の年二回かなって話してます。
実はイベントやるのってかなりパワーがいるんですよね(笑)。

サキさん来てくれてた方には、またすぐやってー!と言ってもらえるんですけどね。

小澤そういう声をもらうなかで、今度ところざわまつりのトイレ問題の相談を受けたり、所沢市役所の人からお声がけいただいたりするような機会もありました。

—-へー!それはすごいですね。小澤さんのやりたかったことの一つじゃないですか。

小澤これは大きなことですよね。僕だけではできないことも出てくると思うので、それこそトイレ研究所※3の方に入ってもらったり、仮設トイレのメーカーさんに入ってもらって巻き込んだものになりそうです。
いろいろな切り口が考えられそうです。
ほかにも、お祭りの仮設トイレ問題を一緒に解決したいって言ってくれる会社さんもいたりします。

※3
トイレ研究所:NPO法人日本トイレ研究所のこと。「トイレ」を通して社会をより良い方向へ変えていくことをコンセプトに活動している団体です。KAWAYA-DESIGNも加入団体。

—-ほかの検討中のイベントシーンはあるんですか?

小澤やっぱり夜ですね。
あの壁を使ってインスタレーションを投影させたり、お酒が飲めたりするとわくわくしてもらえそうです。
後は、KAWAYA市としてではなく、すでにファンがいるようなイベントも、このきれいなトイレがある絶妙な規模のスペースをうまく利用してくれたらなって考えてますね。
実は今のところ、僕たちの中ではまだこのスペースの使われ方の何が正解かわからないでいます。
いい意味でワクワクしています。

サキさん私は本当に、このスペースに気軽に公園に来るような気持ちで来てもらいたいです。
近所の人がちょっとした休日に、気軽にゆったり素敵な気分で過ごせるような場所、イベントになったらいいなと思っています。
近くで生活している人がふらっと来て幸せな気持ちになって帰ってもらえたら幸せですよね。

小澤来る人目線のイベントになるといいなと思ってますね。
来る人が楽しんでくれれば僕たちも幸せな気分になる。

—-広がりという意味でも、充実という意味でも、今後の展開が楽しみになるお話でした。
いちファンとしても、応援していますね!
本日はありがとうございました。

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