「公衆トイレツアー」レポート第三弾、渋谷のトイレの改革では外せない、先駆け的存在の「ヒカリエ」!


いまやTHE TOKYO TOILETプロジェクトなどで完全にトイレ界では先進的なエリアになっている渋谷でも、
ヒカリエほどトイレにこだわっている場所はそうそうありません。

なんといっても、ヒカリエのトイレは女性にフォーカスを当てていることが最大の特徴です。
女性が使いやすく、心地よく使えるトイレとはどんなものかを徹底的に考えた、そのプロジェクトとは…


東急王国でもある渋谷では、2012年開業のヒカリエ、2019年開業のフクラスと、話題のトイレを生み出していますが、まだまだ公共の施設としてトイレに注目が集まる前の2012年に「女性」をターゲットにしたトイレを作るとはさすがの一言。

トイレ野郎社長としてはいかねばならぬ、見ねばならぬ!

だがしかし今回のヒカリエトイレは女性でないと見られないトイレが主役ということで…

出ました!
KAWAYA-DESIGNの新たな救世主、
「シン設計室」の高橋 真理奈さんです!

まだまだ公表はしていないのですが、
僕と高橋さんはここ数か月非常に密なお付き合いをしておりまして(笑)。

KAWAYA-DESIGNの社屋に、とてつもなく素晴らしいアイデアと所沢のトイレ界に新しい風を吹かせてくれるであろうスペースを強力タッグで鋭意制作中なのです!!

(左の写真は、僕が撮れない女子トイレを一生懸命撮影してくれている高橋さん。まさか高橋さんも自分の写真をこんな風に使われるとは思っていないはず…ごめんなさい高橋さん!!)

トイレではなく、多機能レストルーム「スイッチルーム」と呼ぶあたり。

ヒカリエでは、トイレのことはスイッチルームと呼びます。
それは、「ONとOFF」、「日常と非日常」など、気持ちのスイッチを切り替える場所というコンセプトだからだそう。
買い物に来たついでにトイレに寄る、ではなく、このトイレに行くためにShinQsに行く、と言ってもらいたくて企画したという点がとても斬新だと感じました。

ここ数年で、トイレを集客の要と捉える動きは全国的に広がっており、
横浜スタジアムでは約3億円をかけてトイレを全面改修し、集客率は2.1倍になったことが話題になりましたが、
今後も事業者が集客の為にトイレを改修する機会は増えると思われます。

まだまだ郊外や地方の公共の場では、トイレの安全面や衛生面であまり行きたくないという声もあるなか、
渋谷では「このトイレに行きたい」という理由でヒカリエに足を運ぶということもあり得るというこの格差!!

KAWAYA-DESIGNでできることはないものか…
真剣に知恵をしぼっています。

ここまでやるか。デザイン・BGM・アロマの演出。

まずはすべてのフロアにWifi完備、これありがたし。

そしてフロアごとに異なったコンセプトで構成。これもおもしろい。

な、なに?
デザインやBGM、アロマといった演出がちがう!?
なんと内装デザイン・トイレとしての機能だけではなく、サインやキャラクターも制作したこだわりぶり。

各階のトイレの変幻ぶりを軽く紹介していくので僕と一緒に驚いてみてほしい。

・地下3階
「open STAGE」

ナチュラルな雰囲気で植物やウッド調の空間はフランスのマルシェをイメージ。
デリや生鮮食品のフロアのトイレならではの雰囲気です。

・地下2階
「Mammy’s STAGE」

授乳室にはプチパウダースペースやお子さまの身体測定機能、キッズトイレまで!!
授乳室はタブレット端末が使え、授乳しながらネットを見たりメイク直しができてつかの間くつろぐことができそう。
もちろん扉で仕切られているので、ほかの家族を気にすることなく授乳することができます。

入口には歩いたときにおこる振動で、なんと壁に描かれた鳥かごに2羽の鳥が出現。おもわず目を奪われます。
右手が女性用のレストルーム、左手にはキッズトイレとベビー休憩室「Swich Living」。
コミュニケーションスペースとして、ありがたいことにパパも利用できます!
ゆったりしたソファーやミルク用の給湯器、電子レンジ完備で、
おやつや離乳食を食べさせたりすることもできますよ。
このフロアはおしゃれなテイクアウトがスイーツとデリと立ち並ぶので、
休日は家族でテイクアウトを選んで、トイレでもストレスなく家族で過ごせる、毎週来てしまいそうな仕掛けだと思いました。

・地下1階
「Beauty presentation STAGE」

エステサロンのような高級感があり、ビューティフロアの新作が見られるディスプレイボックスを設置。
話題の新作をここで目にして、再び売り場をのぞいてみようかなと思う人もいるはずですね。
店舗でじっくり手に取るのはなかなかのプレッシャーだという人も、
このような形だったらゆっくり見て検討することができます。

・3階
「Style-up STAGE」

アートの展示が映えるモノトーンの内装でスタイリッシュな雰囲気。広々としたパウダールームの中央にはギャラリーディスプレイがあり、季節ごとにディスプレイが変化するそう。
「エアシャワーブース」。ジェット気流で衣服についた花粉やホコリ、匂いを飛ばしてくれます。
大切なプレゼンの前に、彼とのデートの前に、身だしなみを整え、気持ちをスイッチするのにもってこい!
3階はキャリアファッションのフロアで、仕事帰りの女性がそのあとの予定用にちょっとしたプラスアイテムを買ってここで足してみたりするのもいいのかないったところ。

・4階
「ACCENT STAGE」

リゾート感あふれるカラフルな内装と豪華なシャンデリアが印象的。
個室の壁紙はデザイナー集団「ティモテ」もよる異なるデザイン。テーマごとに違った印象です。バーチャルトリップを演出しています。
4階はカジュアルファッションのフロアで、オフの日に活躍しそうなお店が多いので、仕事帰りに気分を変える演出かな?と個人的には思いました。

・5階
「RELAX STAGE」

TOKYU CARD ClubQカード会員専用多機能レストルームが併設されています。(現在はカードではなく入室のための「認証QRコード」は、東急カードアプリから)
酸素バー(サービスのご提供を終了)/フットマッサージ(サービスのご提供を終了)/近づくと鏡の照明がつく女優ミラー/携帯充電機能
パウダールーム奥はフィッティングルーム。もちろん全身鏡もあります。ShinQsで買ったばかりの洋服を着て、「ステキな私」気分にすっかりチェンジできますね。
実際使ったことのある人に聞いてみたところ、「渋谷はそもそも人がたくさんいるから、落ち着いて身だしなみを整えたり充電したりする場所があったらすごくいい。それがこんなに駅チカにあってありがたい、
みんなくつろいで静かに利用しているので、ちょっとした空き時間に寄っている」とのこと。
ついでにフロアでショッピングもしたりするのだから、商業施設としては集客の役割も担っていますよね。

トイレがきれいで安心して使えるということが、「お客様を大切に考えています」という想いをストレートに伝えることができる

プロジェクトメンバーはそう考えて取り組んだそうなのですが、
それを知ったとたん、僕の中の「所沢のトイレ野郎社長」魂にメラメラと火が…!
僕も所沢の人のことを大切に想ってトイレを作っているんです。
それは場所の大きさや数に限りはありません。
でも、所沢のたくさんの人がオープンな場所で安心して快適に使用できるトイレを作ってみたい。そんな気持ちも常にあります。

KAWAYA-DESIGNとして、これからのアクションを少しだけお話してみたいと思います。

近いうちにこのサイトでも、「トイレについての困りごと」アンケートフォームを設置しようと考えています。
出来上がったら、ぜひ「ここのトイレをこうしてほしい」「こんなトイレだったら公衆トイレでもストレスがなさそう」など、
皆さんのご要望を吸い上げてできる形で実現できるように、動けるところから動いていく予定でいます。

どうか、楽しみに待っていてください!

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